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今村 俊幸
情報処理学会研究報告, 96(81), p.13 - 18, 1996/08
当研究所は様々なアーキテクチャの並列計算機を所有し、その有効な活用を行おうとしている。しかし現実的には異なる並列機間でのプログラムが共有できないという問題があり、ユーザは機械個々の事情(アーキテクチャ、言語仕様)を修得しなければ十分な計算が行えない。その問題を解決する一方法として機械間で共通に使用できる言語の開発があげられる。HPFやADETRAN4など多くの言語が提唱されている。本研究ではADETRAN4を当センターの複合並列計算機に実装し、利用する機械ごとの言語を意識せずに一つのプログラムで複数の機械が利用できるような環境の実現を目標とする。研究の骨子としては、コンパイラがそれぞれの機械にネイティブな言語を生成する際に実行時最適なプログラムを如何に構成するかという戦略ならびに評価方法が中心となる。
今村 俊幸
並列処理シンポジウム (JSPP 96)論文集, 0, p.17 - 24, 1996/00
科学技術計算において並列処理は必須となってきている。ADETRAN4はADI法のような交互方向操作に基づく並列スキームADEPSを表現するために開発された言語であるが、その本質としてベクトル処理が暗に含まれる点がある。本研究では並列言語ADETRAN4をベクトル並列計算機VPP500上にインプリメントし、さらに応用として行列計算分野におけるADETRAN4のプログラミングおよび計算実効性能などをLU分解、ハウスホルダー変換などの数値実験などを行い評価を試みた。これらの実験からADETRAN4を用いることで比較的簡単なプログラミングで効果的にパフォーマンスをあげることが可能となった。